１万回の努力。

世界に誇る房の駅より
わくわくさまですっ！！

この場で
書くことではないことかもしれませんが
いろいろ考えて書くことにしました。

小さい頃から
孫のようにかわいがって
くれていた
大正１５年生まれの
「やき蛤・焼あさり」の職人
「子栄丸さん」が亡くなりました。

「せいちゃん！せいちゃん！」
そんな声がすぐ
そばで聞こえるような。

すでに
亡くなられている奥さんは
僕の「トリアゲばあさん」役でした。

「子栄丸さん」とは
僕が大きくなってからは
ほとんど
顔をあわすこともなくなり
１年ほど前に
２時間ほど
ゆっくり話を聞いたのが
最後の会話です。

その会話を一言一句
僕は忘れません。

そこに
諏訪商店創業以前の歴史と
諏訪商店創業の歴史と
諏訪商店バブル期の歴史がありました。
父「おやびん」の
すぐそばに
必ず「子栄丸さん」がいました。

最近になり、
ますます
顔をあわせることはなかったですが
僕にとっても
「おじいちゃん」のような方でした。
実際
昨年、会いにいくと言ったところ
会うことを
すごく楽しみにしてくれて
目をキラキラさせて待っていてくれました。
まるで
田舎にくる孫を出迎える
おじいちゃんのように。

「せいちゃんのお父さんは
本当に働きもんだ。
１万回の努力を
１００回の努力ぐらいの感覚で
涼しい顔してやってやがった。
せいちゃんも同じニオイがするな」

７年前に
房の駅がオープンしたときに
こんな言葉をかけてもらいました。

僕が
父の背中をおっかける
きっかけの言葉でした。
１回の努力で
いっぱいいっぱいになる。
でも
いつしか同じ時間で
２回の努力ができるようになり
１０回の努力、
１００回の努力ができる力がついてくる。
この言葉がなければ
１回〜５回の努力で甘んじてたはずです。

だから
突っ走ります！！
ヨーソロー！！

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