ニューヨークとちょっと愚痴

よく
ニューヨークの進捗の話を
聞かれるのでここで
自分の頭の中を整理しながら
書いてみたいと思います。

2016年1月現在
極めて順調にきています。
オープン予定は2017年夏。

なぜこれほど準備がかかるのか。
もちろん海外初出店ですし
言葉の壁もあり、地の利が一切なし
人脈ゼロからのスタートなので
そこからの構築は
想像をはるかに超えます。
もちろん戦略的なことから
物事を「ゼロ」からつくりこんでいく
ノウハウと経験も問われます。

日本人でニューヨークに出店したい人は
「鴨ネギ」と言われ、餌食です。
騙しやすい。
自分も鴨がネギ背負ってるけど
ニューヨークの中で最も強い
鴨ネギだとおもいます。
自分は戦いに来ているので下手に触れたら
ニコニコしながらバッサリ刀で切り落とすし
訴訟する気満々で真剣勝負です。

その中でも
特に以下のことが非常にネックです。
1、
胡散臭い人とニセモノ、知ったかの
中途半端な知識の日本人の顔をした人や
アメリカ人、が騙そうとしたり
餌食とおもいすり寄ってきます。
そもそもニューヨークには
優秀な人材が少ないので
(ニューヨークの人すみません！
全員じゃないんで！)
入念なチェックと下準備という
無駄な仕事が必要です。

2、
両国の法律が微妙に異なり
それを多角的に理解している人は
ほぼゼロなので全部、
自分で調べきらなきゃいけない。
そして知識のある人に頼らず
セカンドオピニオンどころか
フィフスオピ二オンは必要です。

3、
人としてそもそも信用できる人が少ない。
日本と比べ店の前を雪かきすることすら
法律で罰金を課さないと統率がとれない。
そういうのを自発的にやることが
日本では当たり前だけど
この国ではそういう人がまずいない。
金さえあれば動くという点では
すごくわかりやすくシンプルですが
おもった以上に働かないし
自己主張だけが素晴らしい。

現在、6回の渡米で
土地勘が身につき
市場調査や人脈づくりも最終段階です。

弁護士、会計士、労務関係
不動産、施工会社が出揃い最終決定へ。

候補地もしぼれました。

商品開発は
デザインを一緒につくっていく
デザイナーなどが決まり
商品パッケージの全変更
添加物や輸出の許可への
プロジェクトがはじまりました。

ここからは
秋までにニューヨークでのテスト販売。
年内中にニューヨークに法人設立。
そしてオフィス開設をします。

そして最終局面は
・出店場所の決定
・マネジャークラスの人材発掘
・自分の語学力(これ最大の課題笑)
になります。

本当にニューヨークのレベルが低いので
そういっった意味で
実力がないと一切、太刀打ちできません。
っが！
やらなきゃいけないことは
全部みえました。
そして全部みえたら
そのやるべきことの量の多さに
アゴがはずれそうになった笑

あとは自分が「空気」を持ってるかです。
良い場所と
良い人材を呼び込む「空気」
這いつくばって
一生懸命やるだけです。
ニューヨークだからと言って
かっこいいことなんて何一つない。
やることは
千葉の市原でやることと一緒です。
強い気持ちを持って
挑みます。
引き続き応援よろしくお願いします。